2019年5月25日(土曜日) 午後3時10分~4時30分
参加者:22名
2. 会場
ほんぽーと新潟市立中央図書館 研修室2
新潟市中央区明石2-1-10 TEL. 025-246-7700
3.講演会 池田享氏(南魚沼市)「箸の素材とお粥の民俗」 (抄録)
佐藤会長による講師紹介ののち、講演が開催された。終了後は活発な意見交換が行われた。
1. 講演内容
- ヌルデという樹種の利用について、渡邊三四一氏、三国信一氏の研究を紹介したのち、箸、粥かき棒として利用する事例が紹介された
- ヌルデは葬送儀礼、盆行事などにも利用される事例がある
- 魚沼地方の近世史料に残る粥の事例と、調査事例の紹介
- 粥が重要な役割を果たす建築儀礼に注目し、粥が、生殖、繁栄の象徴とされてる可能性が指摘された
2. 質疑・事例紹介
- ヌルデは、箸、杖、棒としていろいろな儀礼に利用されることをどう考えるか?→「ハラミ箸」などは生殖との関係があると考えられる
- 新潟県内の他地域で、ヌルデのかわりに栗、カヤなどを利用する儀礼の紹介
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