令和3年度 新潟県民具学会公開研究会・みなとぴあ特別講演会 ご案内
開催テーマ:
「民俗資料をどう活かすか?
―ラムサール湿地自治体認証候補を機に考える低湿地民俗資料の可能性―」
会員外の一般参加も受け付けますので、ぜひご参加ください。
※ WEB上の情報がないため、案内文を転載します。
1.日時
2021年11月7日(日曜日)13:30 ~ 16:30
2.会場
新潟市歴史博物館 本館2階 セミナー室(〒951‐8013 新潟市中央区柳島町2-10)
3.内容
全国の博物館・資料館で多数の民俗資料を収集しています。財政的にも厳しい状況の中、平成の大合併を経て、多数の民俗資料を保存し、新たに収集することの意味が改めて問われています。
新潟市内で収集された民俗資料は、地域の環境や生活文化を反映し、低湿地の生活・生産用具、特に稲作に関わる農機具が多く見られます。低湿地の生活文化は本市の歴史文化を特色づけるもので、地域の民俗資料の保存・活用を考える上で重要なテーマといえます。
本研究会では、民俗資料の収集と活用の考え方について元文化庁文化財調査官石垣悟氏から基調講演をいただき、さらに民俗資料の収集・活用をめぐる具体的な事例報告を踏まえて、未指定を含めた民俗資料を広く、深く収集することが生み出す価値と活用の可能性を探ります。
4.プログラム
- 13:30~13:45 挨拶・趣旨説明
- 13:45~14:45 基調講演
- 題目:「文化財保護と博物館のあいだ―博物館資料の活用の不自由さと可能性―」石垣 悟(元文化庁文化財調査官・國學院大學研究開発推進機構)
- 14:55~16:00 報告
- 報告(1) 「低湿地の民俗資料の収集と活用を振り返る」曽部 珠世(新潟市北区郷土博物館)
- 報告(2) 「民俗資料の比較からわかること―低湿地の稲作で用いられる田舟を例として―」岩野 邦康(新潟県民具学会)
- 16:05~16:30 意見交換(情報共有・問題提起等)
- コメンテーター 池田 哲夫(新潟県民具学会)
5.参加費
- 無料
6.定員
- 事前申込み必要。会場参加60名(先着順)
- ※オンライン形式(Googlemeet使用)も併催。
7.申込方法
- 10月29日(金)までにメールに「11月7日講演会申込み」・氏名・住所・連絡先電話・メールアドレスを明記して下記博物館まで申込み。
- オンライン参加希望の方は「オンライン希望」と明記ください。
- オンライン参加にはインターネットに接続したパソコン・タブレットと最新のブラウザが必要です。
8.開催情報
主催:新潟県民具学会
共催:新潟市歴史博物館
後援:新潟県教育委員会、新潟市、新潟市教育委員会
9.注意事項
- マスクを着用してお越しください。発熱や咳などの症状がある場合はご参加をお控えください。
- 新型コロナウイルス感染症の状況によって中止となる場合があります。
- 会場の新潟市歴史博物館で開催中の企画展「むかしのくらし展」もご覧いただけます(観覧料は無料)。