2019年度の年末談話会は、新潟市万代市民会館410研修室を会場として開催されました。
参加者は約14名でした。
今回の談話会は研究発表ではなく『高志路』411号〜414号の合評会と参加者が持ち寄った話題について情報交換をする形式で開催されました。
『高志路』411号〜414号合評会
第411号
- 小報告「鶏で水中の亡骸を探す」(佐藤和彦)に関連して、三国信一氏より小池淳一氏の鶏をめぐる民俗の研究が紹介されました。
【参考】小池淳一 2018 「境界の鳥 ――ニワトリをめぐる信仰と民俗」『国文学研究資料館紀要 文学研究篇』44号
- 「『耽奇漫録』の牧之提供雪具―輴・雪帽子・蓑・履物―」(鶴巻武則)に関連して、参加者から下駄、履物に関する情報が紹介されました。
第411号
- 第414号の「放生会と水神様 上」(大竹信雄)に関連して、幟の下の猿に関する事例の情報が参加者より紹介されました。
話題提供
岩野邦康「明治の流行作家 江見水蔭の晩年と越後・佐渡」
明治期の流行作家、江見水蔭が1932年(昭和7)に越後・佐渡を講演旅行してまわった際の行程やコーディネーターについて紹介されました。『高志路』の創刊メンバーのうち、中野城水や齋藤秀平などが、講演旅行に関係していることなど、当時の新潟県内の知識層の動きや特徴を知ることができるとの指摘がありました。参加者からは、来県した文化人をもてなしていたそれぞれの地域の名家や旅館などについての情報が交換されました。
森行人「信濃川河口周辺の小屋と構造」
明治期の信濃川河口の小屋的な建築物、構造物の写真が紹介され、それらの役割や機能についてどのように考えられるか、活発な情報交換がありました。柏崎市立博物館の調査報告書『海辺の小屋―新潟の舟小屋・浜小屋・番小屋』に収録された事例との関係についても意見が出ました。
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